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第30課 聖霊の宮―体

1.神はどのようにしてイスラエル人に、彼がイスラエル人の中に臨在しておられることを教えられましたか

「また、彼らにわたしのために聖所を造らせなさい。わたしが彼らのうちに住むためである。」出エジプト25 : 8

2.今日、彼はどこに住みたいと仰せになっていますか

「あなたがたは知らないのか。自分のからだは、神から受けて自分の内に宿っている聖霊の宮であって、あなたがたは、もはや自分自身のものではないのである。あなたがたは、代価を払って買いとられたのだ。それだから、自分のからだをもって、神の栄光をあらわしなさい。」コリント第一6 : 19, 20

「神の宮と偶像となんの一致があるか。わたしたちは、生ける神の宮である。神がこう仰せになっている、『わたしは彼らの間に住み、かつ出入りをするであろう。そして、わたしは彼らの神となり、彼らはわたしの民となるであろう』。」コリント第二6 : 16

3.私たちは、どれほど完全に自分の身体を神にささげるべきですか

「兄弟たちよ。そういうわけで、神のあわれみによってあなたがたに勧める。あなたがたのからだを、神に喜ばれる、生きた、聖なる供え物としてささげなさい。それが、あなたがたのなすべき霊的な礼拝である。」ローマ12 : 1

4. 私たちは身体を大切にし健康を保持するためには、どんな訓戒に留意すべきですか

十分の一。

「地の十分の一は地の産物であれ、木の実であれ、すべて主のものであって、主に聖なる物である。牛または羊の十分の一については、すべて牧者のつえの下を十番目に通るものは、主に聖なる物である。」レビ記27 : 30, 32

「人は神の物を盗むことをするだろうか。しかしあなたがたは、わたしの物を盗んでいる。あなたがたはまた『どうしてわれわれは、あなたの物を盗んでいるのか』と言う。十分の一と、ささげ物をもってである。」マラキ3 : 8

5. すべての事において、何が神の子らを支配しているべきでしょうか

「しかし、すべて競技をする者は、何ごとにも節制をする。彼らは朽ちる冠を得るためにそうするが、わたしたちは朽ちない冠を得るためにそうするのである。…すなわち、自分のからだを打ちたたいて服従させるのである。そうしないと、ほかの人に宣べ伝えておきながら、自分は失格者になるかも知れない。」コリント第一9 : 25, 27

6. 飲酒家は天国に入れるでしょうか

「貪欲な者、酒に酔う者、そしる者、略奪する者は、いずれも神の国をつぐことはないのである。」コリント第一6 : 10

7. 肉体と心をそこなうアルコール性の飲物は何と言われていますか

「そのぶどう酒はへびの毒のよう、まむしの恐ろしい毒のようである。」申命記32 : 33

8. 他にどのようなものが、健康をそこなうでしょうか

9.これらの物に対して私たちはどのような態度をとらなくてはならないでしょうか

「だから、飲むにも食べるにも、また何事をするにも、すべて神の栄光のためにすべきである。」コリント第一10 : 31(注1)

10. 人類の最初の食物は何でしたか

「神はまた言われた、『わたしは全地のおもてにある種をもつすべての草と、種のある実を結ぶすべての木とをあなたがたに与える。これはあなたがたの食物となるであろう。」創世記1 : 29

動物の食物は何でしたか。

「また地のすべての獣、空のすべての鳥、地を這うすべてのもの、すなわち命あるものには、食物としてすべての青草を与える」。そのようになった。」創世記1 : 30

11. 人々が菜食を守っていた頃は、どのくらい長生きだったでしょうか

「アダムの生きた年は合わせて九百三十歳であった。そして彼は死んだ。セツの年は合わせて九百十二歳であった。そして彼は死んだ。エノスの年は合わせて九百五歳であった。そして彼は死んだ。カイナンの年は合わせて九百十歳であった。そして彼は死んだ。マハラレルの年は合わせて八百九十五歳であった。そして彼は死んだ。ヤレドの年は合わせて九百六十二歳であった。そして彼は死んだ。」創世記5 : 5, 8, 11, 14, 17, 20

12. 人類が罪を犯したのち、何がその食物に加えられましたか

「地はあなたのために、いばらとあざみとを生じ、あなたは野の草を食べるであろう。」創世記3 : 18

「すべて生きて動くものはあなたがたの食物となるであろう。さきに青草をあなたがたに与えたように、わたしはこれらのものを皆あなたがたに与える。」同9 : 3(注2)

13. 洪水のため野菜がなくなった時、神はどんな動物を食べる事をお許しになりましたか

清い動物。(レビ記11 : 1-30, 44, 46, 47参照)

「その命である血のままで、食べてはならない。しかし肉を、その命である血のままで、食べてはならない。」創世記9 : 4

「『あなたがたは脂肪と血とをいっさい食べてはならない。これはあなたがたが、すべてその住む所で、代々守るべき永久の定めである』。」レビ記3 : 17

14. 肉食は人間の生命に、どんな影響を及ぼしましたか

生命を短くしました。

「セムの系図は次のとおりである。セムは百歳になって洪水の二年の後にアルパクサデを生んだ。セムはアルパクサデを生んで後、五百年生きて、男子と女子を生んだ。アルパクサデは三十五歳になってシラを生んだ。ナホルは二十九歳になってテラを生んだ。ナホルはテラを生んで後、百十九年生きて、男子と女子を生んだ。」創世記11 : 10-12, 24, 25

15. 神は従う者すべてに何をお与えになりますか

「言われた、『あなたが、もしあなたの神、主の声に良く聞き従い、その目に正しいと見られることを行い、その戒めに耳を傾け、すべての定めを守るならば、わたしは、かつてエジプトびとに下した病を一つもあなたに下さないであろう。わたしは主であって、あなたをいやすものである』。」出エジプト15 : 26

「わがたましいよ、主をほめよ。わがうちなるすべてのものよ、その聖なるみ名をほめよ。わがたましいよ、主をほめよ。そのすべてのめぐみを心にとめよ。主はあなたのすべての不義をゆるし、あなたのすべての病をいやし、あなたのいのちを墓からあがないいだし、いつくしみと、あわれみとをあなたにこうむらせ、あなたの生きながらえるかぎり、良き物をもってあなたを飽き足らせられる。こうしてあなたは若返って、わしのように新たになる。」詩篇103 : 1-5

16.この約束はいつ成就しますか

「しかし、わたしたちの国籍は天にある。そこから、救主、主イエス・キリストのこられるのを、わたしたちは待ち望んでいる。彼は、万物をご自身に従わせうる力の働きによって、わたしたちの卑しいからだを、ご自身の栄光のからだと同じかたちに変えて下さるであろう。」ピリピ3 : 20, 21

「わたしたちが神の子と呼ばれるためには、どんなに大きな愛を父から賜わったことか、よく考えてみなさい。わたしたちは、すでに神の子なのである。世がわたしたちを知らないのは、父を知らなかったからである。愛する者たちよ。わたしたちは今や神の子である。しかし、わたしたちがどうなるのか、まだ明らかではない。彼が現れる時、わたしたちは、自分たちが彼に似るものとなることを知っている。そのまことの御姿を見るからである。彼についてこの望みをいだいている者は皆、彼がきよくあられるように、自らをきよくする。」ヨハネ第一3 : 1-3

注釈

【注1】
節制に対する最も短い、要を得た定義は「自制」という言葉です。この聖句の言葉は、アルコール性飲料を禁じるという意味ばかりでなく、もっと広い意味を持っています。それは興奮や、あらゆる種類の悪感情を抑制する自制、力、主権を意味します。それはまた勝利者、または改心した人が自己の悪癖に打ち勝つ自制力を意味しています。アルバート・バーンズ博士は、ペテロ第一1 : 5, 6の聖書の注解にこう書いています。「聖霊が人の心に与える感化は、人にどんなことにもおぼれず、中庸を保たせ、自己の感情を抑え、自己を統御させる」。

【注2】
このことから、肉食は最初人間に与えられた食事には含まれていなかったことがわかります。しかし、人間の堕落と洪水のために状態が変化して、肉食がゆるされるようになりました。

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